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2015年12月29日

第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

12月26日(土)、第二回目となる新居町今昔マッピングパーティが開催されました。
http://osm-tokai-hm.connpass.com/event/24069/

10:.00、新居関所に集合。
今回の参加者は、7名+1-2+1でした。
(7名+お子様→親子離脱→1名遅れて参加)

今回は消火栓マッピングを行いました。
消防団の方から提供いただいた資料を基に、消火栓の有無を確認調査。

第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

今回はホース格納庫も併せて調査しました。
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

2つ理由があります。
・実際の災害時には、消火栓とホースはセットで使うから、対でデータを入れたほうがよさそう。
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

・目印として
 新居町の場合、消火栓は地面に埋まっていることが多く、調査時には見逃す可能性があります。そこでホース格納庫!!
 このホース格納庫が消火栓の位置のおおよそのあたりをつけるのに役に立ちます。
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告


今回、回った箇所は、次の消火ホース格納庫が目に見える近さにありました。
どうやら、住宅密集地のため、消防車が入ってこれないため、住民が自主的に火を消す必要があるためのようです。
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

なんと、29個(対)もありました。

実際に、ホース格納庫の中も開けてみて、実際に使えるのか、点検しました。
最初は、大人たちが好奇心?確認?のため、開けたのですが、結局、OSC浜名湖代表(出身高校が私と同じ)のお子さんが全部開けてくれました。子供の好奇心というか、一度決めたことをやり遂げる意志の強さというか、子供ってすごいなと思いました。(一緒にいる大人はどきどきはらはらでしょうが)
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

また、別の場所ですが、地域の自主消防団に入ってらっしゃる方もいらしていたので、ホースと消火栓の使い方を教えていただきました。

使い方
1.ホース格納庫を開ける。
2.ふたを開ける棒を取り出す。
3.棒を消火栓のふたに引っ掛ける。
4.ふたを開ける。
5.ホース格納庫からホースを取り出して消火栓に付ける。
6.消火する。

第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告


試しに開けてみましょう。
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告


…開きません。

こんな感じで大丈夫なんでしょうか?
滅多に使わないので、ふたに砂がたまりっています。
556で一回開けたほうが良いかもしれませんね。


実際の災害時に果たして使えるのでしょうか???
(それも屈強な消防隊員ではなく、一般住民が)

マッピングパーティの街歩きは、こうして、調査するテーマを決めることで、効率よく進めることができます。
また、消火栓については、こちらで効率よく入力するアプリ「OsmHydrant」を紹介していますので、
ご興味ある方は、参照してください。Pushpinより効率が良いですね。

【浜名湖も攻めている!】湖西市新居町で消火栓マッピングパーティーを行いました!
http://takuya.hamazo.tv/e6555280.html

OsmHydrantについて
https://www.osmhydrant.org/ja/

昼食後は、市民活動センターでデータ入力。

さて、OSMでデータを入力する際には、地物を入力したら、タグといわれる、GISでいうところの属性情報を入力します。さて、消火栓のタグは該当のものがありますが、ホース格納庫は迷うところです。

※消火栓のタグ
emergency=fire_hydrant
種別は以下
 ・地下
 fire_hydrant:type=underground
 ・柱
 fire_hydrant:type=pillar
 ・壁
 fire_hydrant:type=wall
 ・貯水池
 fire_hydrant:type=pond

参考:
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Tag:emergency%3Dfire_hydrant


※ホース格納庫のタグ
wikiにある写真を参照したところ、emergency=fire_hoseが適当ではないかと思い、これで入力を進めました。
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Tag:emergency%3Dfire_hose

成果
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告

重複ヵ所など、まだまだ編集が必要ですが、データの入力は進んでいます。
これを実際の消防団の方にヒアリングを行い、「使える」地図にしていきたいですね。

次回は、テーマをがらりと変えて、夏ごろ、子供たち主役にやる予定です。
楽しみですね!!!!!

さて、OSMでデータを入力する際に、欠かせないのが航空写真。
OSMではデフォルトでBingの航空写真が採用されています。
ところが、この航空写真、建物の倒れ込みが激しくて解像度も良くないため、地図作成に当たり、建物の範囲が分からず、少々困惑します。
こんな感じ。
第二回 新居町今昔マッピングパーティ活動報告



一方、静岡市では、市が固定資産税調査のために撮影した航空写真や土木関係で撮影した航空写真がオープンデータとなっていて、OSMでも使用できるとのこと。現在、下り専門家さんが固定資産税課のものをOSMの編集で使えるようにデータセットしていただきました。
高解像度での倒れ込みが少ない航空写真が使えるのは良いですね。

静岡市の航空写真オルソについて
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Shizuoka_ortho

こんな感じでOSMの編集に使えます。
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静岡市の固定資産税課が撮影した航空写真はこちら→
http://dataset.city.shizuoka.jp/dataset/shisanzei20151023-002

さて、湖西市(と旧新居町)の航空写真撮影状況はどうなっているでしょうか?
それを簡単に調べる方法があります!

続きは明日!!




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Posted by OSM_Hamanako at 16:00│Comments(0)OSM
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